よくある質問Q&A

猫にもフィラリアの予防薬は必要?

須崎先生、猫の場合もフィラリアのお薬は飲ませた方がよろしいのでしょうか?

実家の猫を引き取ってうちに連れてきたとしたら…
予防薬は摂取しないと思います。

解説

もちろん、可能性はゼロではありません。が、ま〜ず無いでしょぉ〜 というのが須崎の見解です。

●犬の場合、日本(北海道以外)では、3年くらい何も予防をせずに過ごした場合、90%以上の確率でフィラリアに感染(症状は出ないかもしれないけれど、心臓に虫がいる状態)するくらいポピュラーな病気です。
●猫の場合、「新潟県における猫の犬糸状虫感染に関する調査(2000年 日本小動物獣医学会 山田英一先生、他)」の報告によると、1.39%(216頭中3頭)
●全国的にも2〜3%といわれております。
●本来、犬に住む虫なので、猫の体内では成長しにくいのです。
  ということで、フィラリアを持った蚊にさされても、何の問題もなく生活できる猫がほとんどだということです。

  ただし、ごくまれに運悪く感染してしまい、重い症状を発症し、死亡してしまうことがあります。
  というのも、猫の心臓は犬と比べて小さく、2、3匹でも心機能に支障を来す可能性があるからです。

  また、心臓だけでなく、神経系にも入り込んでしまうケースもあります。そのため、予防をすすめる獣医さんが増えてきています。
  ちなみに、人の感染例もわずかながらあります。
  フィラリアの予防薬の話をきかれることが増えてきましたが、すごく蚊に刺されるとか、「前の犬をフィラリアで亡くしたから、絶対にフィラリアだけには感染させたくない!」という飼い主さんは検討されたらよいと思います。

  実家の猫を引き取ってうちに連れてきたとしたら…予防薬は摂取しません。薬の負担がフィラリア感染のリスクを上回ると考えるからです。

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