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まず、他の手作りの本で挙げられている「穀物」の問題点は
●消化しにくい・下痢をする
●犬は利用できない
ということです。
しかし、消化に関しては「いきなり」穀物主体の食事に変えてしまうことは確かに問題なのですが、私の本で紹介しているように、「移行プログラム」を取り入れたり、よく煮るなどして徐々に慣らしていけば、キチンと消化できるようになるので、この問題は解決できました。
下痢に関しては、「腸内細菌バランス」が変われば下痢をしたり、便秘になったりするので、特にこのことは問題ではありません。ちなみに、人間が海外旅行に行って下痢をするのも同じ理由です。
「犬が利用できない」ということに関しては、穀物菜食だけで生きている犬が沢山いるので、この点に関しては心配は不要です。
私としては、何を食べなければいけないとか、何かを食べてはいけないとか、そういう制限をするよりは、何でも食べられるのが一番だと思っています(もちろん、生物学的に有害なものは除きます)。
穀物食をキチンと消化吸収できる子もいれば、ちょっと工夫をすれば利用できるようになる子もいますし、そうでない子もいます。肉を食べないと調子のよくなる子もいれば、肉を食べないと調子が出ない子もいます。
ハンドリングのし易さでいったら、ドッグフードが一番楽でしょう。でも、ドッグフードでは体内処理に負担がかかりすぎて、耐え難い子がいるのも事実です。そんなときは、身体に負担の少ない食事で体調を整えて、徐々に「何でも食べられる犬」に近づけていけばいいと思っています。
身体に負担の少ない食事といえば、手作り食が一番だと考えています。そして、手作り食には、飼い主さん方によるといろいろな流派があるらしく、
●肉派
●生肉派
●穀物菜食派
などだそうです。
いろいろやってみた結果ですが、どれも悪くないんです。私の本で穀物菜食を中心にした手作り食をすすめているのは、アレルギー疾患でなかなか治りにくい子がいて、穀物食をやってみたら、結構良かったからです。それまで、穀物菜食を中心に書かれた本は無かったのですが、自分としては、理屈としても納得いくし、実績もあるので、皆さんに紹介したいと思って本を書きました。今のところ、特にアレルギー性疾患にはこれが良いと思っています。
これは大切なことですが、「これでなければならない」という答えは「無い」のです。その子その子で違いますし、体調によってもまちまちなのです。やってみなければ分からないというのが正直なところです。人間の世界ですら何が良いのかなんて答えがでていないんですから、犬の食生活なんて、もっと分かっていないので、あまり神経質になる必要は無いと思います。
実際、人間の世界で「穀物菜食」をあまりに厳密にやりすぎると、身体を壊すという話をよく聞きます。「〜でなければならぬぅ・・・」は有害です。今すぐ止めてください。そして、選択肢を沢山持ってくださいね。日替わりだって良いんじゃないんでしょうか?
飼い主さんが楽しめなければ、決してあなたのワンちゃんによい影響は出てきません。ですから、あまりこだわりすぎないでください。そして、どちらを信じたらいいのかと言うことですが、答えは志賀さんが決めることではありません。あなたの愛犬が決めることですので、あまり心配しないで、まずはトライしてみてくださいね。
ただ、いきなり食物繊維の多い食事にすると、「誇張症」になるリスクが高くなるので、「移行プログラム」を用意しておりますので、ご注意ください。
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