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ワクチンは必要なのでしょうか?

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須崎動物病院 須崎動物病院 須崎動物病院  予防接種のことについての質問です。今、フィラリアのお薬だけ飲ませてるのですが、予防接種と狂犬病の注射のことは動物病院の先生に注意されまして私はそれが本当に犬のためになるのか疑問でして見合わせている状態です。実際のところはどうなんでしょうか?

須崎動物病院 須崎動物病院 須崎動物病院  狂犬病は法律で決められています。任意のものは、リスクを理解した上で決めて下さい。
◆解説◆
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 この質問がものすごく多いのです。で、食事とは関係ないのですが、ここでお答えしたいと思います。

 よくあるご質問の中に、
一度にたくさんの病原体を犬の身体に入れて、負担にはならないのですか?すごく心配です。
というものがあります。

 ワクチンの弊害について、最近は良く話題になりますね。心配される飼い主さんも多くなりました。ワクチン接種が、多少身体の負担になるというのは確かだと思います。

 ですが、混合ワクチンになったから、その数の分、数倍負担が増えるというようなものではないようです。人でも、赤ちゃんのときに3種混合ワクチンが一般的に行われています。 

 ちなみに、これから話すことは研究されたことではないことをあらかじめ断った上で、私の経験上感じていることを話させていただきますと、ワクチン接種でトラブルになるのは、ペットショップで買われた子がほとんどです。もしくは、生まれてまもなく不遇な経験をした子です。ブリーダーさんから購入した場合でも、ちゃんとした体制が整っていないブリーダーさんから入手した場合は同様のことが起こるようです。

 つまり、ワクチントラブルになりやすい子というのは、出生時にちゃんとした育てられ方をしていない場合がほとんどの様なのです。
 ですから、「ワクチンそのものが問題だ!」というよりは、接種される「犬」に問題があると考えるべきなのではというのが、私の正直な感想です。


 よく考えていただければわかるのですが、私たちも、犬も、日々空気中に浮遊していたり、手に付着したいろんな細菌やウイルスなどに感染しています。ですが、発症しないのは、それらに対する抵抗力があるからです。
 ですから、一度に何種類もの免疫をつけようとするのは不自然でも何でもありません。日常行われていることです。この点は納得していただけると思います。

 ただし、感染する量は確かに多いかもしれません。しかし、たいていの犬や猫は問題なくクリアできます。しかし、問題になるのは、体調の弱い子、成長期に十分に成長できなかった子、社会科期に適切な刺激を受けられなかった子は、抵抗力が弱いことが多く、まれにトラブルを引き起こすことがあります。

 そういうことを考えると、どのようにして家に迎えたか、ということが結構重要なポイントになると思います。ですから、ワクチンの問題というよりは、ワクチンの刺激を上手く排除できない体質の方が問題で、ならば、強制的にワクチンを接種して免疫力を強化するよりは全身的な体質改善を行い、代謝を高め、そのベースの上で免疫力を高めていくという方法を採った方がいい場合もあります。

 何が良い、悪いではなく、その子に適した方法を選択すればいいのです。


 次によくある質問が、
ワクチンを接種しても病気にかかることは100%無いとはいえません。
他の犬に病気をうつすからとワクチンを打つより、自分の愛犬の身体のことのほうが心配なのは、おかしいことでしょうか?
という内容です。

 もし、あなたがこういう疑問をお持ちでしたら、ワクチンを接種するリスクと、接種しないことでのリスクをよく考えていただきたいのです。

●ワクチンで予防しているのは、感染すれば死亡する恐れもあるような怖い病気ばかりです。
●ワクチンにより、ほとんどの子は問題なく、病気に負けない身体になります。
●ワクチンによる副作用は、もちろんゼロではありません。
●ワクチンを接種していても病気に罹ることはあります。(軽症で済むでしょうが。)

 「感染したら死ぬことはわかっているがワクチンは接種させない」という立場をとることも 「ワクチンのリスクは心配だが、死ぬリスクよりは小さいだろう」という立場をとることも、どちらもできますし、どちらが正しい、間違っているという問題でもございません。どちらを選択するか、それだけなのです。

 いずれにしてもワクチンは、接種するとしてもしないとしても、リスクはゼロではないのです。飼い主さんが、それぞれのリスクを良く理解した上で、どうするか決めていただくしかないのです。

また、

狂犬病の注射は法で義務付けられているため、仕方のないことですが、ワクチンはそんなに頻繁に(1年に一回)しかも、一度に何種も打つべきなのか疑問です。
せめて、一種ずつの接種を、とはいかないのでしょうか?

という問い合わせもあります。
 一般的に、ワクチンの効果は、研究の結果から、約1年半は持続するようですでも、1年半ごとに注射しに来てくださいねと言われても、忘れる可能性が高くなりますよね。これが、1年に1度と言われている理由です。(最近では、3年に1回でOKというワクチンもあるようです。)

 最近は、感染症に罹るワンちゃんは減ってきましたが、それはワクチンが普及したお陰です。イヌ社会全体のことを考えると、予防接種がきちんと行われている方が、健康で過ごせる確率は高いと言えるのです。極端な話、全てのイヌがワクチンを接種するようになり、病原体がこの世から無くなれば、ワクチンなんてする必要のない世の中になるかもしれません。


 ワクチンの是非について語られることは多くなりましたが、この様な「公衆衛生」という見方は、飼い主さんの間では、なかなかされることがありません。なのでもう一つの見方として、私は飼い主さんに説明していきたいと考えております。


 このように、いろいろな状況を考えた上で決断をしなければなりません。

 ですから、どちらの立場をとられても、良くもなければ悪くもありません。ただ、接種したら接種したなりも、しなかったらしなかったなりの結果が出てくるということです。この点を考慮していただいた上で、ご判断していただきたく思います。

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