手作り食

ペットフードと寿命

症状は悪者ではなく、理由があって起こるもの

  ペットに手作り食は有効な選択肢の一つです。ここに異論を挟む余地は全くありません。皆無です。
  また、これは『歴史的事実』ですが、数十年前にペットフードができるまで、ペットは人間の残り物を食べて生活してきました。

  さて、ペットフードにしたから長生きする様になったという説をときどき耳にしますが、はたしてそうでしょうか?ペットフードになっただけで長生きできるようになったのでしょうか?

  それだけではありません。外飼いから室内飼いに変わったことにより、環境の衛生面が改善されたり、寒暖ストレスの影響が少なくなったことも重要なポイントと考えられます。そもそも、死因が感染症から生活習慣病に移行しているのですから、環境変化の影響は大きいと考えられます。

  ですから、ペットフード「だけ」で長生きできるようになったというのは、適切な情報ではありません。昔から犬猫を飼っていらした方に伺っていただけると一番よくわかると思います。

  あちこちに書いていることですが、当院ではペットフードを完全否定していませんし、手作り食を絶対視しているわけでもありません。ただ、飼い主さんが幅広い選択肢から自由に『うちの子』に合うと思われる手法を選べたらいいと考え(父の病気の時、患者の立場に立ってそう思った経験から)あらゆる選択肢を選択肢に入れられる柔軟性を大切にしようと思います。
  思考の硬直化は、問題解決能力の低下につながるという現実があるので…(自戒)

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