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実践で役立つ学び
はじめにお断りしておきますが、当院はペットフードを完全否定する立場にはありません。その一方で、手作り食も絶対視していません。つまり、ペットフードを食べると必ず具合が悪くなるとか、手作り食にするだけで病気が治るとか、そんな単純な話ではないということです。
臨床の現場では、ペットフードだけで健康で長生きしている子もいるし、生まれたときから手作り食で育ったのに病院通いから抜け出せないというケースが少なからずあります。もちろん、その逆もあります。
ですから、個々のケースに合う、飼い主さんが『現時点までの学びを通じて納得出来る選択肢』を自己責任のもと選択すればいいだけと考えているのです。合わなかったら、選択肢を変えればいいのです。
また、厳密な栄養計算は不要であることも『全国の飼い主さんとのやりとり』でわかってきました。2002年に愛犬のための手作り健康食を出版してから、往診、電話相談で犬猫の食事をアドバイスしてきました。
最初の頃は、「肉が●グラム、ニンジンは●切りで●グラム、…」などとアドバイスしていましたが、ほとんどの飼い主さんが私に隠れて手を抜いてくださいました(笑)。しかし、手間を抜いた手作り食で健康になっているのです!!
そのおかげで、従来云われていた『栄養バランス絶対論』は消えたのです。
大切なことなのでもう一度繰り返します。
全国の飼い主さん達が私に隠れて手間を抜いてくださったおかげで、従来云われていた『栄養バランス絶対論』は消えたのです。
もちろん、肉だけ食べればいいとか、野菜だけ食べればいいなどという単品食は推奨しておりませんが、日本の義務教育において家庭科という教科を学んでいる場合は、理想的な食事のバランスは何となくわかるものです。
以上の様なことから、どれでも飼い主さんが自由に選択できる様に、我々専門家は選択肢の幅を増やす必要があり、決して「●●でなければならない」などと狭めない態度が重要だと考えております。
生物である以上、100%は絶対にないわけですから、断定も完全否定もできないのです。
ですから、断定的表現や完全否定の表現があったら、「ん???」と立ち止まることが必要かもしれません。