犬猫の病気や食事、色々な意見があって何を信じたらいいかわからない方へ

須崎動物病院は、東京都八王子市を本拠地にしておりますが、札幌、岐阜ー名古屋、大阪、山口、博多、大分で診療やセミナーをさせていただいております。

2017年も、博多や札幌でセミナーを開催させていただきました。

毎回、セミナーの後には感想文を書いていただくのですが、その中によく登場するキーワードのひとつが

===
目からウロコが落ちました!
===
です。

では、一体なぜ、須崎のセミナー内容は目からウロコが落ちると言われるのでしょうか?

正しい・間違いの二元論で生活している

セミナーは一方的に私が情報提供しておりますが、その中で気をつけていることは、

私達は多様性の世界で生きている
動物の反応も多様
動物には素晴らしい調整能力がある
あなたがいけないことと思い込んでいることが、必要かつ正常な反応のことがある
行き詰まったとき、視点を変えることはとても大事
唯一無二の「正解」などない
私たちは今得ている結果を得ることに成功している
今得ている結果が望む結果と違うなら、違うことをやってみる
「病気」と思い込んでいる状態が、「元に戻ろうとしている反応」かもしれない

ということです。


診療でもそうですが、セミナーの懇親会などでお話を伺っていると、悩んでいる方の多くが

===
間違っていることは何?
正しいことは何?
の二元論で生活している
===

という現実があります。

身体は環境変化に時々刻々反応し、一定の範囲内に収める調整能力がある

飼い主さんの中には、「キャベツを食べたら必ずシュウ酸カルシウム結石になる」などという極端な話を信じてしまっているかたもいらっしゃいます。

つまり、

===
環境が変化したら無抵抗に身体が異常を来す
===

と信じていらっしゃるのです。


これは、ほっぺたを指で押したらその跡として窪みが一生残ると信じているのと一緒です。


元に戻りますよね?


車にはねられたなどの、自力で元に戻すのは難しい様な力が働けば、それは無理ですが、大抵のことは自力で元に戻せます。


ただ、例外的に、
犬のタマネギ・キシリトール
のような、人では大丈夫だけれど、動物には自力で制御不能になる「ことがある」食べ物を知っておきましょうということです。

中には、
===
うちの犬は生のタマネギが大好きで、15年間タマネギを食べてきましたが、うちの子は大丈夫なのでしょうか?
===
という方もいらっしゃいます。


この様な場合は今まで大丈夫だったのならば、急に問題になることは少ないでしょう。


この例が示すように、個体差があるのです。

もちろん、あえて挑戦する必要も無いですけどね…。

唯一無二の「正解」を探すから悩む

女性ならお分かり頂けると思いますが、化粧品コーナーに行けば、ファンデーションの色の種類が沢山あります。

そんなの当たり前じゃんと思われるかもしれませんが、僕は「肌色」一色というイメージでした。

「そんな単純じゃねぇよ!(笑)」

そう思われたと思いますが、知らないと「単純化」しがちなのです。


でも、実際は、肌の色に合わせて沢山の種類があります。


それと同じで、犬や猫の反応は多様で、だからこそ「唯一無二の『正解』」なんて無いのです。


===
うちの犬猫はどんな反応をするのかな?

合わなければ止めればいいし、合うならそれでいい!
===
それを探っていくのがペットの飼い主としての楽しみでもあります。


もちろん、それが面倒だという方もいらっしゃると思いますから、それはそれでいいと思います。


でも、大事なので繰り返しますが、

===
唯一無二の「正解」など無い!
===

のです。

飼い主さんをいたずらに不安にさせる情報

「世の中にはこんなことがありますから気をつけてくださいね」

という注意喚起はありがたいことです。


エビやカニが大好きでおいしく頂けている私には、「世の中にはエビやカニを食べると生死に関わる方もいる」という情報はありがたい情報です。

なぜって、「僕が好きならみんな好きだろう!」と勘違いして人を誘い、アレルギーなどの事情があって断られた方に「なんだよ!付き合い悪いなぁ!」などと言って相手を困らせずに済むからです。


実は私も、高校生の頃、当時あった「デートマニュアル雑誌」に「女性と仲良くなるのは花束だ!バラが一番!」と書いてあったのを鵜呑みにして、仲良くなりたい女性にバラの花束をプレゼントしたら、その子はバラアレルギーで、仲良くなるどころか嫌われた…という経験があります。

大人になってからも、花束より戦闘機のプラモデルやフィギュア、焼酎の方を喜ぶ女性などとお目にかかり、単純化された先入観で物事を決めつけるのは止めよう!と思った次第です。


このように、相手の反応を観察しながら個々の妥当な範囲を探っていくのが正解であって、犬はアレがダメ!、猫はコレがダメ!という短絡的でいたずらに不安を煽る情報は「参考程度」に「そんな話もある」と捉えて頂きたいのです。


そんなことを、事例を通じて診療やセミナーでお話しさせていただいているので、ご参加いただいた方の悩みが減るために、「目からウロコが落ちた」という認識になるのだと思います。

いなかもちを意識しよう!

もし、あなたが、ペットの健康面で不安になる様な情報を見聞きしたら、一応参考情報として把握しておき、それをチェックするポイントを知っておいた方がいいですね。


インターネット上の健康情報を鵜呑みにしない様、正しく理解して判断、活用する力を「ヘルスリテラシー」といいます。

そのときの5つのポイントが「い・な・か・も・ち」です。


「いなかもちってなんだ?」

と疑問に思われた方は、ぜひ、こちらのコラム記事を参考にしてください。

 

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