指の間をずっと舐めているのはなぜ?

===
うちの犬・猫が、手をずっと舐めています。肉球の間が真っ赤になるほど舐めているので、グルーミングにしては舐めすぎだと思いますが、何か病気なのでしょうか?
===

というご相談をよく伺います。

確かに、皮膚表面は炎症を起こしているのですが、はたしてこれは「皮膚の病気」なのでしょうか?

皮膚のケアをしても治らない…

この様な状態になったとき、飼い主さんは

シャンプーをアレコレ試す
散歩から帰ったら脚を拭く
濡れたらドライヤーで乾かす
何かを塗る
食事を変える
サプリを試してみる
などをいろいろ取り組まれますが、大抵は本質的な解決にならず、「いろいろやってみたのに、解決しない…」となりがちです。


こんなとき、どう考えてみたらよいのでしょうか?

物事には必ず原因がある

世の中の出来事には、必ず原因があります。

原因の無い現象などありません。

ですから、「指の間をずっと舐める」ことにも、必ず原因があります。

ですから、舐めないようにすることが最終ゴールなのではなく、原因を取り除いた結果、足先の違和感がなくなり、「自然と舐めなくなった」状態が理想的な最終ゴールです。

今の延長線上には解決はないかも…

私達は、今得ている結果を得ることに成功しています。

つまり、「現在、指間を舐め続けることに成功している」と考えます。

と申し上げると「えっ!?」と気分を害される方がいらっしゃいますが、それは勘違いです。


だとしたら、指間が気にならない状態になることに成功するための原因を選択すればいいということです。

ですから、あれこれやってみたけれど、まだ舐める…という場合は、取り組んだあれこれは、今回は「本質的な解決」には関係ないかもしれないと考えることも大事です。

原因療法で調べると

当院では、単に症状を消すだけではなく、「何が根本原因で、この症状に至っているのか?」を探って排除する「原因療法」に取り組んでおります。

そして、この「指の間をずっと舐め続ける」ペットを原因療法的に探ってみますと、大抵、指間以外に白血球が異物と闘っている場所があるものです。

それで、その問題を解決すると、舐めなくなる!

ということをよく経験します。


もちろん、万能の方法や考え方はないので、「そんなこともある」とお考えいただきたいのですが、

体内のどこかから(個々で異なるため、実際に調べるしかない)
神経などを介して
指間に不快感を出している
気になるから舐める

ということがあることを覚えておいてください。

本質的な解決のために水源地にフタをする

河の水を干上がらせよ!

そんな命令があったとき、川下でバケツを使って一生懸命河の水を外に出しても、次々と水が流れてくるので、いつまで経っても河の水はなくなりません。


しかし、水源地にフタをしたらどうでしょう?

そうすることで、
河の水が干上がるかもしれませんし
そのお陰で支流があると解るかもしれませんし、
もっと上流があると解るかもしれません


少なくとも、その行動で、何が原因なのかの見当が付きやすくなります。

飼い主さんがすべき事

舐めさせないようにする…

これはこれで大事なのかもしれませんが、症状のコントロールは川下の話ですから、本質的な解決にはなりえません。


何が「根本原因」でこの症状が出ているのか?

を探って取り除いてあげることが本質的な解決にはとても大事だと思っています。


あなたは、川下でがんばりますか?それとも、水源地を探しに行きますか?


どちらでも構わないのですが、私達は、今得ている結果を得ることに成功しています。


その結果が望む結果と違うなら、欲しい結果を得られる様な選択をしたいものです。

須崎動物病院からのご案内

  • 須崎のセミナー情報
  • 須崎の診察スケジュール(大阪・山口・福岡等)確認はこちらから
  • その他「お問い合せ」はこちらから

愛犬愛猫のお悩み、疑問・質問募集中!

  • 「わんこの疑問・質問」はこちら
  • 「にやんこの疑問・質問」はこちら
TOP