須崎動物病院が一枠一件な理由

須崎動物病院は通常2−3ヶ月待ちです

須崎動物病院には、全国から具合の悪いペットが来院します。

そのほとんどが余命宣告をされていたり、「もう治りません」「一生薬で症状をコントロールするしかありません」「もうできることはありません」と言われた、いつ何が起きてもおかしくない様なペット達です。

そんなことを言われても「ハイ承知いたしました!」と簡単に諦められない飼い主さん達が、「何かないか?」と探しに探して、やっとの想いで辿り着かれるケースがほとんどです。

そして、申し込もうと思ったら、「完全予約制」…

申込が面倒だ…

そしてなかなか予約が取れない…

やっと順番が来て行ってみたら、私たち一組しかいない…

同時に複数対応して、一日に対応出来る件数を増やせばいいのに…

そうしたら、もっと救われる子が増えるのに…

2−3ヶ月待ちって、単なる演出じゃねぇーの?

もっと働けよ!

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

今回は、「須崎動物病院が一枠一件な理由」についてお話をさせていただきます。

望んでいる結果を得られる様な原因を選択する

まず、須崎動物病院では、明確に応援したい飼い主さん像がございます。

それは、「ペットがいつ死んでもおかしくない状態なのはわかっている。とわかっているけれど、諦めきれない気持ちが強く、気合いと根性と行動力のある飼い主さん」です。

と申しますのも、私たちは「今得ている結果を得ることに成功している」という原理原則がございますから、今得ている結果が望んでいる状態でなければ、「望んでいる結果を得られる様な原因を選択する」必要があるからです。

ということは、今までとは違うことをしなければいけないのですが、それには、知的スタミナと行動力が必要で、それを支える気合いと根性が大事だと「これまでの診療経験上」思っているからです。

実際、東京都八王子市にある診療所にお越しになる飼い主さんは、距離をなんとも思わない、気合いの入っている飼い主がほとんどで、栃木、茨城、千葉、静岡、名古屋からは普通にいらっしゃいます。

都内からお越しになる方は「近くで良かった」と言われます。

遠いと北海道や博多からお越しいただいたこともありますし、八王子診療所が一杯だから他地域の移動式診療所に申し込むことをいとわない飼い主さんが普通にいらっしゃるため、慢性的な予約困難状態になっている現状があります。

一方で、「世田谷から八王子は遠い」といわれることもあります。このことは、飼い主さんの気合いと根性が足りないのかというと別にそうではなく、通常動物病院は地域密着型ですし、各家庭で摂りうる交通手段の事情があるから仕方ない側面があります。

ですから、ご縁のあった方にはベストを尽くしたいという大前提がございます。


だったら、積極的に「そのご縁を増やせばいいのに…」と思われると思いますが、そうしたくない理由があるのです。

一日に対応出来る件数を増やさない理由

あなたは、次の様な経験はございませんか?

面白かった深夜番組がゴールデンに進出すると面白くなくなる
美味しかったお店が、多店舗展開したり、経営者が変わると味が変わる…

私は個人的に上記のような経験を多数してきて、職人芸としてうまく行っていることを、質を維持しつつ量を同時に追うのは難しいと感じております。

そのために簡略化して、同じことができる獣医師を増やせばいいのにと思われると思いますが、当院にお越しになっている飼い主さんは、おざなりの量産型対応は求めていらっしゃいません。

だとしたら、質の高さを追求することはあっても、数は追わないと決めることにしました。

もちろん、ビジネス的にはパーテーションで区切って同時に複数件を対応すればいいことはわかっています。

でも、当院に来ている飼い主さん達はそんなことを望んでいない以上、キッチリと診療できる範囲で対応するしかありません。

他医院と比較したら対応が非常識です・・・

なお、須崎動物病院では遠くからお越しいただいているのに、

・待合室がない
・時間通りに来て下さい
・時間より早く来ても外で待たされる
・時間通りに来ても、前の枠の方が調整に時間がかかるとズレることもある
・そんな時は時間通りに来たのに、外で待たされる
などということを受け入れてもらっています

なぜでしょう?

一日に対応出来る件数が限られている理由→再感染対策

須崎動物病院では「対症療法」ではなく「原因療法」に取り組んでいます。

症状には必ず原因があります。

原因不明なのは、原因が無いわけではなく探れていないだけです。

だから、通常は原因を取り除くのではなく、辛い症状を消すことが最優先課題になるのです(対症療法)。

しかし、「原因を取り除かなかったら、また症状が出るじゃん!」と気付き、対症療法では満足できない飼い主さんが増えてきました。

そんな飼い主さんのご要望にお応えする形で須崎動物病院では「原因療法」に取り組んでおります。

須崎動物病院では、
どんな原因が
身体のどこにあって
どの臓器がどれくらい傷んでいて
何を使ったら原因を排除できるか?
を探っております。

先ほども申し上げましたが、「欲しい結果を得る原因を選択する」必要があり(対症療法は今まで通りでも良い)、これを実践するには、飼い主さんの知的スタミナと行動力がどうしても必要なため、「対症療法と比べると大変」な印象があります。

しかし、当院には気合いの入った飼い主さんが多く、無理なことを申し上げてもご理解いただき、実践して下さるおかげで、全てとは申しませんが、「余命二週間と言われたのに、あれから三年経ってもまだ元気!」という結果が出せております。

一方で、なかなか治らない・再発を繰り返すケースも残念ながらございます。

そうなるケースを調べると、最重要課題のひとつが生活環境からの再感染だったのです!

この様に、これまでの診療経験から、環境からの再感染対策が重要だとわかりました。

再感染させたくないから、室内除菌を徹底しています

「あそこに行くと具合悪くなる」
というご経験があると思います。

それは「何かがいる」のです。

何かと言っても「霊」がいるからではなく、「物質的な原因」があるのです。

ですから、診療が終わって飼い主さんとペットが診療所を後にすると、次に迎えるペットが、今までいた生物の置き土産の影響を受けないよう、スタッフが除菌を開始します。

除菌スプレーを院内に吹いて、除菌できるまでに約5分程度かかります(当院調べ)。ですから、掃除→スプレー除菌で10分はかかります。

ご迷惑のかからない状態でお迎えしたいので、次の飼い主さんが院外でお待ちになっていて、前の飼い主さん達がお帰りになったのをみて「もういいですか?」とすぐに入ってこようとされるのですが(当然のことです)「外で待ってて下さい」という対応をしております。

普通の動物病院では入れるわけですが、当院の事情を説明すれば「あっ、そういうことですね。」とご理解いただけるので、ほとんど問題にはなりません。

ご理解いただけなければ、それはご縁がなかったと理解し、行動するしかありません。

須崎動物病院に来た飼い主さんの院内印象

これを徹底してきた結果、須崎動物病院 八王子診療所にお越しになる飼い主さんの「院内環境に対する印象」は、

けもの臭がしない
消毒薬のツンとした臭いもしない
かといって掃除していない部屋特有の、ホコリっぽくて目がシパシパする感じもない
滝の傍のようなクリーンで快適な環境!

というものです。

診療や気を整えるトリートメント中もリラックスして怯えない子がほとんどなので、飼い主さんも「何か普通とは違う」と感じて下さるケースが多いです。

もちろん、慣れない環境に来ると落ち着けないペットもいます。

これからも売上より質を優先するスタンスは続けます

いずれにしても、当院に来る子は具合の悪い子が多く、予約が取りにくい中せっかくやってきたのに、その前にきた重症なペットの置き土産を吸い込み、かえって具合が悪くなって帰る…なんていいうことはしたくないのです。

ですから、今後も予約が取りにくい状況が続くとは思いますが、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

追伸:須崎動物病院で予約を早く取る裏技

最後に、そんな須崎動物病院で予約を早く取る裏技をご紹介いたします。

それは、お申し込みの際に「いつでもいいです!合わせます!」という方はその時の最短で入れる傾向があります(必ずではありませんが…)。

曜日、時間帯の制限が多ければ多いほど先の予約になります

と申しますのも、既に予約が入っていたが、取れた予約の日まで耐えられなかったペットも出てきます。

時間に柔軟性がある方でしたら、そこにパッと入れるのですが、「木曜日の15時−17時」などと言われると、その枠に限っては半年待ちというケースもございます。

「そんなこと言われても…」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、当院ではそういうルールとなっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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