同一家庭で複数頭が病気のとき、何が起こっている?

同一家庭で
難治性の病気の子が
動物種が異なるにもかかわらず(犬と猫、犬とフェレットなど)
複数いる
ケースでは、いったい何が起こっているのでしょうか?


これを理解するのに、こんな例がわかりやすいかと思います。

冬のご家庭で、
子供が一人「風邪」をひいたら、
家族が次々と風邪をひきはじめて、
お母さん以外全員風邪をひいたケース。

ここのポイントは最低3つあります。
では、それぞれについて解説させていただきます。


【ポイント1】なぜ家族は次々と風邪をひいたのか?

これは当然、生活環境内に風邪の原因となる病原体が侵入し、
それを吸い込んだことによるからでしょう。
室内に病原体があることが原因です。

よく、「室内に病原体がいる」などというと、

「えっ!」

と予想外のリアクションで驚かれることがありますが、

「まさか、無菌室で暮らしていると思っていらっしゃるんですか?」

と切り返すと、

「そうですよね。」

となります。


私の部屋にも、あなた様の部屋にも、
その辺にカビやら、菌やらたくさんいます。

通常はそれは処理能力の範囲なので、
特に問題は起きないのです。

 

また、「引っ越したら突然、家族全員が咳をし始めました」
というケースがあります。

これは、
壁紙などの化学物質の影響を受けている
カビなどの病原体の影響を受けている
などがあるようです。

とにかく、
同一家庭で
複数の生命体が
体調不良になる
ときには、

「室内に何かいる?ある?」

という視点をもつこと「も」
問題解決には重要と考えています。

 

続いて、ポイントの2と3です。

【ポイント2】お母さんはなぜ無事だったのか?
【ポイント3】お母さんは感染しなかったのか?

もちろん、お母さんも感染はしたはずです。

では、なぜ無事だったかというと、

「処理能力の範囲内だったから」

と考えられます。

感染はするのですが、
運良く次々撃退できたのでしょう。

多くの方がここで
「免疫力が高かった」
と考えてしまいがちですが、

「免疫力」が低下したら死にます。

と申しますのも、
免疫力とは正確には「自己と他者の識別能力」なので、
これが下がるのは死に直結します。

皆さんが「免疫力」とおっしゃっているのを、
「抵抗力」と表現するならば、

抵抗力=免疫力×体力

と考えられます。

体力が低下すると、
免疫力が正常でも、抵抗力が低下し、
症状が強く出ることがあります。

実は私たちの体内では毎日、
腫瘍細胞が3000個程度できているそうです。
でも、白血球が処理してくれているので、
シコリが大きくなることはないといわれております。

この様に、
白血球は常にがんばってくれているのですが、
「処理能力の範囲内」だから
特に大きな症状も出ずに、
処理できております。

ですから、
何らかの理由で溜めまくって、限界を超えた
急に大量の異物が体内に侵入してきた
場合「など」に、強い症状が出ると考えられます。

以上のことから、
体力を維持すること
環境を維持すること
が重要なのです。

では、
同一家庭で
難治性の病気の子が
動物種が異なるにもかかわらず(犬と猫、犬とフェレットなど)
複数いる
ケースでは、いったい何が起こっているのでしょうか?

このまとめを次回させていただきます。

それまで、頭の片隅で考えておいてくださいね。

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