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皮膚のベタベタ、独特の臭いが気になる…
愛犬愛猫の肌がベトベトだったり、体臭がきついことに悩んでいるご家庭が少なくありません。
悩んでいる方たちも、周りの目を気にして「愛犬愛猫が臭いなんて言ったら責められるから言えない…」と気にしないフリ、平気なフリをしている方も多いものです。
でも、服に臭いがつくとか、ソファーやベッドなどの家具に臭いがつくとか、友達が遊びに来たらくしゃみを連発すると密かに悩んでいる方もいらっしゃいます。
また、シャンプーすると一時的にニオイが軽減するのですが、数時間で元通りになったりするとガッカリしてしまう方もいます。
動物病院に行っても、
「体質だから付き合うしかない」
「薬でコントロールするしかない」
と言われると、
「他に何か方法は無いのだろうか?」
と思いつつも、打つ手がないと言われれば諦めるしかないと不本意ながら受け入れている人も多いものです。
臭いやベタつきは元を絶たなきゃダメ!
須崎動物病院では原因療法に取り組んでいます。
原因療法とは対症療法が症状を消すことに焦点を合わせている一方で、原因療法では「根本原因が身体の処理能力の範囲内に減れば、症状が出続ける理由がなくなる」という考え方で、根本原因を減らす治療をする特徴があります。
川で例えるならば、症状は下流の話で、根本原因は水源地にあるととらえます。
対症療法的に症状をコントロールする、つまり川が汚れているときに下流の水の汚れをきれいにする選択をすれば、一時的に症状が消え、治ったかのような錯覚に陥りますが、ちょっと油断するとまたすぐ川は元通りに汚れます。これが、薬を止めるとすぐに具合が悪くなるという状態です。
しかし大元の根本原因である水源地をきれいにすれば、自然と川全体がきれいになっていくことが想像できると思います。
どちらが良いとか悪いということではなく、症状にだけフォーカスを当てるのではなく、根本原因を減らして、症状が出る理由がなくなる状態に導くのが原因療法なのです。
症状あるところに必ずしも根本原因無し
肌がベトベトするとか、体臭がキツイといった場合、原因療法的には皮膚表面に何の原因があるか?とか何の原因が増えているのか?などという「結果」は参考程度にしか考えません。
つまり、何の菌やカビがいるかは下流の話で、その菌やカビが増えることになった原因を探って減らそうと考えます。
その原因の一つが「皮膚バリア機能が低下している」ことです。
本来の肌なら、皮膚バリアが正常かつ必要充分に機能していて、菌やカビが増えないようになっています。ですから、原因療法的には、
【肌バリアのコントロールがなぜできていないのか?】
を探り、「何を使ったらそれらが排除できるのか?」を考えることが先決で、そのバリアさえ張ってしまえば、肌にどんな菌やカビが付着しようとも体は守られると考えます。
実際私も水虫が酷い友人の足の親指と人差し指の間に、私の足の同じ位置をくっつけて、彼の水虫患部のヌルヌルを私の足の皮膚につけてみたことがありますが、何ともありませんでした。(普通しないし、勧めません(笑))
このことはつまり、皮膚にある菌やカビを移しても、バリア機能が正常ならば罹患しないことを意味するのでしょう。
私たちは今得ている結果を得ることに成功している!
問題を解決しようと思った時、対応能力を上げることがとても重要です。
つまり解決に採りうる選択肢の持ち札が少なければ、それをやって望む結果に繋がらなければ仕方ない、あきらめるという選択をするしかなくなってきます。
しかし、柔軟性があれば、視点を変えることがきっかけとなり、対応できる選択肢が増えれば、問題解決の可能性は高まってきます。
そのためにはいろいろ知ることが大事です。
また、私を含めて、今の私たちは、私たち自身の過去の選択の積み重ねで今があります。
つまり、現状は今まで私たちがやってきたようになっており、私たちは今得ている結果を得ることに成功しているといえます。
こんなことを言うと、「私が悪いって言うんですか?」と感情的になる人もいるかもしれませんが、
そうではなく!
今までと違うことをやったら解決する道が見えてくるかもしれないと申し上げているのです。
視点を変える習慣はとても大事!
例えば、みんなが「山登りをしよう!」となった時に断崖絶壁の斜面を杭を打ちながらロープを使って登っている人々を見上げたならば、「山登りは大変だなぁ…私には無理だ…」と思うかもしれません。私ならそう感じます。
しかし「ちょっと待ってよ…」と思い付き、山の裏側に回ってみたら「おーいみんなー、こっちに登山道があるよ!」という発見をして、時間はかかるかもしれないけれどもそれほど大変じゃない、諦める必要もないような道があるかもしれません。
このように視点を変えるということはとても重要なのです。
行き詰まって打つ手がなくなったら視点を変えよう!
ですからもしあなたが行き詰まっている時、今までのあなたの視点で理解できること、納得できること、共感できること、やってきたことの延長線上に解決はやってこない可能性が高いのです。
だから視点を変える事が大事なのですが、経験がなければ「視点を変えるといっても、どう変えたらいいのか解らない…」となりがちです。
そんなときには、「自分が望む結果を出しているプロ」に相談するのが一番です。
私も、自分の専門外のことで迷うとき、30秒考えて答えが出なかったら、迷わずプロ(私が望む結果を、いとも簡単に出せる人)に依頼するようにしています。
そして、「たぶんコレでいいのかも」と導き出した答えも、プロに確認して、自分の選択が適切か?もっといい選択肢がないかを確認します。
どこに原因があるかは個々で異なるが考え方は共通
ほとんどの方が、愛犬・愛猫の肌がベトベトするとか、体臭がきついといった時、肌に原因があると思いがちです。
それはダミーで、根本原因はもっと違うところにあるかもしれません。
そういったことを含めてもう一度愛犬・愛猫を観察し直すことそれが原因療法なのです。
もちろん原因療法が全てだとは思いませんが、
「下流だけを掃除してきれいになったからといって、問題が解決したという発想にはなりたくない!」
「症状が消えても原因が残っていたら再発するのは当たり前だよな…もっと本質的な治療をしたい!」
と考える飼い主さんには、選択肢の一つとしてお勧めしたい視点です。
あとは、どこまで深掘りできるかということが課題になってきますが、それは個々で異なるので、獣医師の力量と言わざるを得ません。
ぜひ、お近くでそういった先生をお探しください。
地域名、動物病院、原因療法 or 根治療法
というキーワードでお調べ頂くのも良いでしょうし、横のつながりで飼い主さん同士で情報交換をするのもいいでしょう。
一つ言えることは、根本原因が減り、肌の調子を元に戻せたら、どんなシャンプーも使える様になるということです!
追伸1:西洋医学や、対症療法が悪いと申し上げているのではありません。とても大事な視点です。ただ、何事にも万能なものはないということです。
追伸2:原因療法の動物病院を探す前に、「皮膚がベトベト、体臭が気になるという状態の時、どういう視点を持ったらいいのか?」が気になる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にはこちらのオンライン講座がお勧めですので、ぜひご活用ください。
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