半年以上咳が止まらない犬で「打つ手なし」と言われても諦めない飼い主

梅雨明けから秋の季節の変わり目までは
一年間でもっとも原因除去に最適な時期です!

夏は原因除去に最適な季節です。

具体的には、梅雨明けから秋の季節の変わり目までは一年間で最も原因除去に最適な時期です。

ですからこの時期は、もし「慢性の体調不良」があるのであれば、症状を消すことだけではなく、症状が出るに至る根本原因を減らすことに専念することをおすすめします。

また「春から梅雨にかけて症状が出ていたが、夏になったら落ち着いた」というのであれば、秋に原因が増えるような時期になるまでの間に、減らせるだけ減らすことを考え、とにかく、原因が多少増えたところで、症状が出ないレベルにまで原因を減らせるだけ減らすのに有意義な時期です。

しかし…

夏は油断しちゃう時期

しかしこの時期、身体の処理力が上がり、症状が落ち着いて飼い主さんが安心して油断してしまう時期でもあります。

確かに異物量が体の処理能力の限界を下回り、症状が出るほどでは無いのかもしれません。

しかしちょっとでも増えると、また症状が出てしまうような状態かもしれません。

ですから症状が出ないからといって安心して油断していい時期ではなく、必ずプロに身体の状況を調べてもらって、

「これは症状原因が十分減ったから症状が出ていない」

のか、

「症状が出るほどでは無いギリギリの状況」

なのかを見極めてもらう必要があると思います。


特に春や秋の「季節の変わり目」に症状が出るというような動物を飼っている場合には、症状が来たとえ消えていたとしても油断できるような状況ではないかもしれません。


と申し上げると、「須崎、不安を煽っているのか?」と思う方がいらっしゃるかもしれません…

煽っているわけではなく、毎年残念なことが起きている

このように申し上げると、何か私があなたさまを煽っているような印象を受けるかもしれませんが、実は、

夏の間に症状が出ないからといって飼い主さんが油断し、秋口にまた再発して飼い主さんが大慌てする

というケースが須崎動物病院ではとても多いのです。
そんな時、私は、「だから言ったじゃん…」という気持ちになり、毎年がっかりするのです。

症状が落ち着いたから安心する、そのお気持ちはよくわかりますが、
「なぜうちの子はこの間まで症状が出ていたのに、今症状が出ていないのか?」
ということについても考えて欲しいと思うのがこの時期なのです。

でも、「症状が消えたからイイじゃんね?」と思われるかもしれません…

「症状が消えたからイイじゃんね?」

これまでたくさんそのようなケースを経験してきたので、嫌がられようとも、啓蒙活動することが重要と思ってこの記事を書いています。

しかし、少なくない方々が「症状が消えたんだからいいじゃんね。」というような解釈をされるため、とても残念に思っています。

しかし、愛犬愛猫が不調になってからハッと気づくという形で気付く、学ぶこともあると思いますので、私から無理矢理原因を減らしなさいとは申し上げません。

ただ、夏から秋の季節の変わり目の初期に症状が再発した場合は、

「あー、須崎がそんなことを言っていたなぁ。」
「これがあれか…」

と思い出していただきたいものです。
そもそも症状はなぜ出るのでしたでしょうか?

【復習】症状はなぜ出るのか?

そもそも症状はなぜ出るのかというと、白血球が「異物を排除しようとするとき」に出す炎症反応物質で症状(赤くなる、痛い、かゆい、腫れる、熱を出す、動きがおかしい)が出ます。

ですから症状が出るという事は、そもそも「身体の中に処理しなければならない物がありますよ」ということを教えてくれるているサインなのです。

ということは、そのサインとして出てきた症状だけを消して原因を放置する事は、たとえるならば、深夜2時にボヤが出て火災報知器が作動し、ジリジリジリ…とけたたましい音が鳴って、非常事態が起こっていることを教えてくれたにもかかわらず、「うるさいなぁ」と言って火災報知器をぶち壊し、「あーこれで安心して眠られる」と言ってお休みになるのと同じことかもしれません。

私はそれに対して「ボヤはどうするんですか?」と申し上げているのですが、「うるさかったら眠れないでしょう!」と逆ギレされたりするのです…。

そして、しばらくしてから大火事になる…

症状だけを消して安心しがちな方は、ぜひ、ご自身の解釈・思考・判断・決断・行動をもう一度考え直してみていただきたいのです。

ですから…

症状はいけないことなのか?

ですから症状が出るという事は、不快かもしれませんが、

必要かつ正常な反応が起こっている
体の中に何か解決しなければならない問題がある

という視点ももっていただきたいのです。

逆に…

夏に症状が出ることが意味することとは?

逆に夏だけ症状が出るというケースがあります。

先程の繰り返しになりますが、白血球は体の自己・非自己を識別して非自己を排除しようと常に活動しています。

気温が高いと白血球の活動がアップし、白血球の活動がアップすれば原因除去も進みます。

そのようなことから、普段の体温が低くて、夏になったら気温の上昇とともに体温が上がり、ようやく戦える状態になったという事かもしれません。

いずれにしても痛い、かゆい、赤くなっている、熱を持っている、腫れている、動きがおかしい、といった何らかの症状が出てきている場合は、その不快な症状を消すということももちろん大事なのですが、

「なぜその症状が出ているのか?」

も同時に考え、その原因を減らそうと努力することも意識を向けることも重要なのではないでしょうか。

「症状だけ消しても、原因残してたら、根本的な解決にならないじゃんね。」

「原因だけ消したら薬をやめたら症状が再発するって、原因が残ってるから当たり前じゃんね。」

と気付いた飼い主さんを、須崎動物病院は全力で応援いたします。

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