病名・症状は同じでも、原因療法では原因が違えば、やることは変わる

先日は、二件の犬を同じ時間帯で診察しました。

友達同士で診療

一件は、三ヶ月前に
後ろ脚に力が入らなくなったけれど、
原因を減らして、
身体の調整をして歩ける様になった子。

もう一件は
前述の飼い主さんの友達の犬が最近、同じ様になったので、
「うちの子も診てください…」という方。

この二件の診療をさせていただきました。

症状は同じでも原因も同じとは限らない

友達は、
「あの子が治ったんだから、同じことして♪」

的なライトな感じでやってきましたが、
須崎動物病院のフルスキャンで調べると、

興味深いことに、

というか、当たり前のことなのですが、

同じ様な症状なのに、まったく原因物質も、原因部位も違ったのです!

原因が変わればやることも変わる

ですから、

「原因が違うので、やることは変わります」

と当たり前のことをお伝えして、納得していただきました。

同じ病名なのにやることが変わるの?

これを、
「複雑でわかりにくい…」
「難しい…」
「型どおりにやってダメなら、ダメでいいんじゃね?」

と捕らえるか、

「えっ、生き物はみんな違いますから、
 唯一無二の決まった方法があるなんて考えていると、
 足元救われるんじゃないですか?」

と考えるか、それは、人それぞれで、
どちらが正しい、間違っている
というものではございません。

ただ…

手段を固定すると解決できない問題が増える!

我々は過去の選択の積み重ねで今がある
我々は今得ている結果を得ることに成功している
やってきたようになっている!
結果に必要な事をせずに、かんたんに結果だけを手に入れたいなどと考えない

という現実は理解していただく必要があります。
また、欲しい結果は同じでも、採りうる選択肢はいくらでもあります。

例えば、山を登るのに、

断崖絶壁を命がけで登るルート
裏に回ると子供でも登れる登山道

どちらで登っても結果は同じです。
条件によって、選択するルートが異なるだけです。

努力が空回りする飼い主さんの特徴

診療を通じて、結果を出せない飼い主さんの特徴は

「どうしよう…」が口癖で、
「どうやって?」

と方法から入る人だと感じております。

努力が報われやすい飼い主さんの特徴

逆に、結果を出す飼い主さんの特徴は

「この状態にするためになんでもやる。
 私はベストを尽くすが
 結果は委ねる」

と欲しい結果を先に決めて、最初からベストを尽くす方です。
そして、こういう方々は、

「条件・状況が変われば、手段はかわるよね?」

と日常生活で経験していらっしゃるので、話が早いのです。

失敗を恐れず、臨機応変な対応

日常生活で、結果を出している方は、
===
結果を出すことは失敗しないことではない。

むしろ、先に失敗をしながら軌道修正を繰り返して

最終的に欲しい結果にたどり着くものでしょ?

失敗しないで物事進めるなんて、ありえないでしょ?
===

とわかっていらっしゃるから、軌道修正も早い!
でも、だからといって、私は全員がそう考えるべきだ!とは思っていません。

結果の出ることと、今自分に出来る事の違い

いろんな考え方があっていいと思います。

ただ、「結果を出す人」と、「今自分に出来る事を探す人」は、初回の診療の反応ですぐわかります。

個人的には、全ての飼い主さんに

できるだけ多くの視点をもち
デキるだけ多くの選択肢をもち
予測力を十分に発揮し
臨機応変な行動力を発揮し

欲しい結果につなげていただきたいなと思っております。

何を選択して実践するかは飼い主さん次第…

ただ、残念なのは、

馬を水辺に連れて行くことはできても
馬に水を飲ませることはできない

という格言にある通りです。

ですから、飼い主さんには
方法ではなく、欲しい結果に焦点を合わせていただきたいと思っております。

とくに、症状がこじれた子は、時間の猶予がないことがあります。
飼い主さんは、日々の実践に集中して、手段は結果の出ている人に委ねてください。

もちろん、わからないことは質問して、納得したうえでというのは当然ですが…。


ちなみにこの子達は、
「名古屋から八王子へ!」お越し下さいました。

「名古屋から八王子までの間に一体いくつの動物病院があるのか?」
と思いますが、そんなに信頼して下さってありがたいことです。

どんな方法を選択するか?
遠いの近いの

人それぞれです。

たかだか十数年の生涯を、

「化学物質は、一分子たりとも入れたくない!」
「好きなものを食べて、楽しく暮らしたらいい!」

いろんな考え方があります。

立場が違う
考え方が違う
状況が違う

みんな違って、それでいい!
ただ、欲しい結果に合わせた信条・解釈・思考・行動を選べばいいのです!
診療では毎回そんな風に思っています。

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