春先は特になのですが、
「急に身体の表面にしこりがボコボコ出てきました。
早めの診療を希望します。」
というご依頼が増えます。
当院は「完全予約制」のため、
お申し込み当日に予約が取れる状態にはありません。
特に春先は大変混み合い、
しばらくお待ちいただくことになるのですが、
お待ちいただいている間に
「あんなに沢山出てきたシコリが、昨日あたりからしぼみはじめました…」
ということになることもあります。
しかし、飼い主さんは「しぼんだ」にも関わらず受診され、
「この子の身体で、何が起こっていたのでしょうか?」
と質問されます。
様々なケースがあるので、
必ずこうですというわけではございませんが、
恐らくこんなストーリーが考えられます。
菌などが体内に侵入
→血管やリンパ管内を移動
→体表リンパ節で捕獲
→そのリンパ節で白血球が菌などを攻撃
→攻撃した証として炎症反応
→正常な炎症反応の結果、体表リンパ節が腫れる
→見た目で「身体の表面にしこりがボコボコ出てきた」と感じる
→飼い主さん慌てて診療依頼
→通常の一週間程度の白血球の攻撃で処理完了
→炎症反応落ち着く
→シコリがしぼみはじめる
菌などの異物の侵入量が多いと、
白血球はより全力で闘うため、
強い炎症反応が起こります。
この炎症反応は「悪い反応」ではなく、
火災報知器と一緒で、
「正常でない事態が起こっていますよ!」
と教えてくれているとお考え下さい。
敵の量が少なければ3日程度
多ければ5〜7日で事態は収束に向かい、
多すぎるとさらに期間が延長することが考えられます。
とにかく、全力で闘った結果
「今、異物が侵入しておりますが、闘っていますよ!」
というサインとしてシコリができ、
処理が収束に向かった結果しぼむこともあるのです。
もちろん、その見極めは飼い主さんには難しいので、
かかりつけの先生のご判断・ご指示を仰いでくださいね。





























